先日19日、ポケモンと任天堂から提訴されてしまったポケットペア。
そのポケットペアが出した声明文や、自称キャラデザイナーの告発、社長の過去のX投稿などが話題になっています。
今回は、それらについて詳細を調べてみました。
ポケットペアとは?
株式株式会社ポケットペアは、2015年に設立されたゲーム開発会社です。
なかでも、2024年1月にリリースした、オープンワールド・サバイバルクラフトゲーム『パルワールド』が大人気!
その人気は、米国のValve社が提供しているゲームプラットフォーム『Steam』にて、歴代2位の同時接続者数200万人超えを記録するほど。
今年の3月には、人気ゲーム番組『有吉ぃぃeeeee!』でも取り上げられていました。
ポケモンに似すぎ!?
しかし、『パルワールド』で登場する生命体パルについて
「ポケモンと似すぎ」
「ポケモンのパクリでは…?」
との声が多数あり、賛否両論あるゲームとして話題になっていました。
ポケモンとパルを比較すると、確かに似ていますね…。
『有吉ぃぃeeeee!』の放送でも、出演者が同じように感じたようで
リザードンみたいなやついないのかなぁ
モンスターボール持ってないんだよ
といった会話が繰り広げられるほど。
MCの有吉さんが「それ言っちゃダメよ」と注意しつつも、最終的には“パル”のことをうっかり“モンスター”と呼んでいたね…
ポケットペアの訴訟に関する声明文
ポケモンと任天堂からの提訴に対して、ポケットペアが発表した話題の声明文がこちら。
この声明文について、SNSでは批判をする声が多数出ています。
インディーズの代表面するな
600億の売上タイトルを持ち、大手と合弁会社を立ち上げる*インディーズなんて他にあるのか?
*ポケットペアは、ソニー系2社と協業して新会社を設立しています。
ソニーと提携して法人化したし世界的にIP拡大させようもしてるからもうインディーズの域を越えてる
あんなに堂々とパクっておいて逆ギレとは…、謙虚な姿勢がない
この文面だけでインディーズに優しい任天堂が訴訟起こした理由が察せてしまった
『パルワールド』はあまりにも世界的に人気が出ており、しかもソニー系企業と提携をしたことで、
「インディーゲーム(少人数・低予算で開発されたゲーム)とは呼べない」
と認識している方が多いようです。
ちなみに、ポケットペアの会社HPに従業員数情報はありませんでしたが、採用関連ページによると、従業員数はおそらく50~60名だと考えられます。
任天堂と比較すると、規模的には確かに小規模な会社ではありますね。
しかしその少人数で、これだけ人気のゲームを出すとは!
そもそも任天堂はインディーズに優しい?
声明文では、自社のことを『小規模なインディーゲーム会社』を表現したポケットペア。
しかし、提訴した側の任天堂については、「そもそもインディーゲーム会社に優しい」といった声も多数出ています。
欧米ではポケットペア擁護が多数?
日本ではポケットペアに対して批判の声が多数見かけられますが、欧米では異なるようです。
世界に多数のユーザーがいる『パルワールド』。
今回の声明文は、海外に向けて印象の良いものにしたのかもしれませんね。
ポケットペアのデザイナー
今回の提訴が発表され、自称・『パルワールド』のキャラデザインを委託されていた方のXも話題に。
悲痛な投稿に、
「あまりにも悲しすぎる」
「デザイナーも被害者だったか」
といった寄り添う声や
「守秘義務的に大丈夫?」
といった心配の声も挙がっています。
ちなみに、今回の提訴については「特許侵害」ということで、技術的な仕組みやシステムが焦点にあたるのでは?と言われています。
ポケモンに似ているとされるキャラクターデザインについて、今後どうなるのかは分かりません。
この騒動で、耐えきれない罪悪感を吐露してしまったのでしょうか…。
ポケットペア社長は模倣賛成派?
ポケットペアの社長である溝部拓郎さんは、中国ゲーム会社テンセントが提供する『パルワールド』を模倣したゲームについて、以前Xにて以下のように語っています。
この投稿を見た海外メディアは、溝部さんが「テンセントを非難している」と報道。
翌日、溝部さんが英文で以下のように投稿をしています。
「パルワールドのクローンゲームを作っているテンセントがやっていることは間違っていない」と、テンセントのパルワールド模倣を賛成する発言だと捉えられます。
溝部さんは、
「ゲーム業界の発展や革新が大事である」
「そのためには色んなゲームからアイデアを借りることは必要」
とも語っています。
まとめ
今回は、ポケモンと任天堂から提訴されている、ポケットペアに関する騒動を調べてみました。
ポケモンもパルワールドも、非常に面白いゲームであることは間違いありません。
ポケットペアの社長である溝部さんが語るように「アイデアを借りて業界を発展させていく」ことも正しいことだと思います。
ただ、特許侵害をしてしまうのは良くないですね…。
国内外でも意見が分かれているこの提訴の行方を、私も引き続き見守っていきたいと思います。
それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!